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イベント情報
2012年12月21日
講演チラシのサムネイル

講演チラシ
配布用
(PDF:1094KB)
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田中 優さんと考える
障害者目線からの『原発問題』と『障害者問題』
〜3.11をこの国のターニングポイントに〜
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映画<逃げ遅れる人々>先行上映

 

☆おしらせ☆

2012年12月27日(木)
司会をして頂いた今村さんが、講演の第2部の模様をYouTubeにアップロードしてくれました。ご覧になりたい方は、【講演の模様】をクリックして下さい。新しいウインドウで、表示されます。

2012年12月23日(日)
本講演は、無事終了いたしました。
たくさんの方々にご参加頂き、感謝申し上げます。
講演の模様は、後日YouTubeで配信する予定しております。
また、今後もイベントを開催して行きたいと思っておりますので、
今後ともよろしくお願い致します。

2012年12月20日(木)
本講演の【予約受付】は、本日18時にて終了致しました。
18時以降は、当日受付とさせて頂きます。

2012年12月16日(日)
お席に余裕がありますが、予約なしでお越しの場合、当日定員が超えた場合は、ご入場をお断りさせて頂く場合がありますので、お手数をお掛けしますが、ご予約をお願い致します。

 


☆目次☆

  1. ☆はじめに☆
  2. ☆障害児と脱原発☆
  3. ☆障害者とエネルギー☆
  4. ☆本企画の重点テーマ☆
  5. ☆実施内容☆
  6. ☆タイムスケジュール☆
  7. ☆お申込み☆
  8. ☆簡易お申込み☆
  9. ☆お問い合わせ☆
  10. ☆印刷資料データ☆
  11. ☆その他☆
 

☆はじめに☆

 『原発問題』と『障害者問題』は、異なる問題に捉えられると思います。しかし、3.11以降、福島原発事故が起きてから今日まで、国の対応や原発事故被災者の状況を目の当たりにする度に、『原発問題』と『障害者問題』が重なって見えます。

  「安全だ」と言われた原発も、「安心だ」と言われた入所施設も、事故や虐待等その実態は覆い隠され、人里離れた地域に巨額を投じて作り続けられてきました。昨年の原発事故では、明らかな爆発も「爆発的事象」と言い、支援と益をはき違えていると指摘された応益負担は「定率負担」と言い換えて誤魔化す。保障の対象や区域の条件を厳しく限定し、それに当てはまらない人は困っていても泣き寝入りするしかない状況は、支援の必要性を訴えても、手帳要件によって福祉サービスの対象にされずに置き去りにされた難病者のような「谷間の障害者」を彷彿させる。移住か定住か?施設か地域か?そのための正しい情報も、平等な選択肢も、安心できる保障も、当然の権利も与えられず、自己責任で自己選択、自己決定を迫られる。その上、保障を得られた人と得られなかった人との間にお門違いな誹謗中傷や妬みによる分断が生じる。そしてこれらのことが当事者抜きに決められていく。つまりこの国は、国民の健康や命よりも、経済を優先するということなのではないでしょうか。

 現在行われている障害者制度改革は、国連の条約を批准するに見合った国内法の整備であることは確かですが、条約や法案が目指しているものは単に「障害者と言われる人たち」だけの為ではなく、誰も排除しない、排除されないインクルーシブな社会の構築を目指したものです。
 それは、3.11以降、お金より命が大切にされる社会へと「変わりたい」「変わらなきゃ」と行動し始めた、多くの人が目指す社会と合致することだと思います。

 それを実現するためには、私たちの国の政治や行政の在り方、そして私たち国民の価値観を変える必要性があると思います。

 そう考えると、「脱原発は社会変革の象徴」であり、「障害者差別禁止法は、この国が変われるかどうかの試金石」だと思います。言い換えれば、「差別の象徴である原発をやめられない国に、差別禁止法はできない、差別禁止法ができない国に原発はやめられない」ということだと思います。

 障害者運動で経験してきた私たちが、原発事故被災者の方たちと一体になることが、これからの障害者運動を発展させる大切なことだと思えてなりません。

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☆障害児と脱原発☆

 福島原発事故以来、「障害児が生まれるから脱原発だ」という考えを耳にしたり、インターネットで書き込みを目にしたことがあります。しかし、この考えに拒絶感を抱く障害者は少なくなく、それが原因で脱原発の実現を求める気持ちがあっても、声を上げたり行動に移すことを躊躇してしまう障害者の方も少なくありません。

 『障害』が不幸なことではないこと、『障害者』でも社会の一員であることは、私たちは知っています。だからこそ「憂障害児出生=脱原発」という発想は、優生思想の助長に繋がる危険性があると危惧しています。しかしその一方、「障害に対する不安」を抱く気持ちを理解していくことも必要だと感じます。果たして、この溝をどのように埋めていけばいいのか、考えていくことも大切だと思います。

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☆障害者とエネルギー☆

 大飯原発再稼働の大きな理由の一つに、人工呼吸器等の医療機器ユーザーの安全が挙げられました。原発が再稼働しなければ、『電気が足りなくなる!』『計画停電が行われる』『経済の空洞化が進む』と叫ばれるなか、同時に『節電』『省エネ』という言葉が飛び交いました。私たち障害者は、福祉機器、医療機器など、電気がないと生活に困るだけではなく、生命維持の危機にもさらされてしまいます。

 計画停電が実施され、電動ベッドが動かなかったら、電動車椅子が使えなかったら、エレベータが動かなかったら…、生活ができません。冷暖房機器が使えなかったら、人工呼吸器が止まったら、痰の吸引器が使えなかったら、生きていくことができません。原発がなかったら、本当に電気は足りないのでしょうか。計画停電は避けられないのでしょうか。原発の安全は確立されたのでしょうか。再生可能エネルギーは現実的ではないのでしょうか。疑問ばかりが思い浮かびますが、考えているだけでは何も解決はできないと思います。

 エネルギー問題の分岐点の時代に生きている障害を持つ私たちは、何を備えて、どのように対処し、行動をすればいいのでしょうか。障害者にもできる節電や省エネってあるのでしょうか。

 そもそも原発の問題はエネルギーだけの問題、障害者問題は福祉サービスだけの問題なのでしょうか?考えれば考えるほど問題は尽きません。エネルギーの重要性も命の尊さも知っている私たちにできることを考えたいと思っています。
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☆本企画の重点テーマ☆

  1. 正しい情報とは?(何が起こったのか?何が起きているのか?)
  2. 共通点は何か?(問題の根っこはどこにある?)
  3. 払拭するべき課題(優生思想と新たな分断に陥りかねない脱原発運動)
  4. 社会を動かす斜めの動き(他ジャンルの運動との連帯、社会関係資源)

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☆実施内容☆

<第1部>映画『逃げ遅れる人々』先行上映

 このドキュメンタリー映画では、1年間にもおよぶ取材を通して、被災障害者の証言や震災時の映像をもとに障害者の現実を報告します。そして多くの方々に、この現実を知っていただきたいのです。 さらに記憶から忘れることがないようにしたいのです。

 またこのドキュメンタリー映画は、あの未曾有の震災を記録する・伝える・備えるのねらいを持ってつくりました。「3.11以後をどう生きるか」を上映会をとおして皆さんと考えたいと思います。 2013年公開販売の予定の作品を、全国でいち早く先行上映します。ぜひご覧下さい。

<第2部>講演&トークライブ

田中 優さんの笑顔写真田中 優さんと考える
障害者目線からの『原発問題』と『障害者問題』
〜3.11をこの国のターニングポイントに〜





  • 田中 優 氏【講師】
    未来バンク事業組合 理事長
    URL:http://www.tanakayu.com/(新しいウィンドウで開きます)
    主な著書:『地宝論』『原発に頼らない社会へ』
  • 今村 登 氏【司会】
    自立生活センター STEP えどがわ 事務局長
    URL:http://www.step-edogawa.com/xoops/(新しいウィンドウで開きます)
  • 磯部 浩司 氏【トークスピーカー】
    自立生活センター 自立の魂 〜略して じりたま!〜 代表
    URL:http://www.jiritama.jp/(新しいウィンドウで開きます)

 映画上映後、障害当事者である今村 登さんから、原発問題と障害者問題の共通点等についての問題提起をいただき、それを受ける形で、原発社会の仕組みや事情、これからのエネルギー政策に詳しい田中 優さんに、原発問題についてご講演いただきます。そしてその後、田中 優さんと今村 登さん、磯部 浩司さんの3人でトークし、障害者目線からの『原発問題』と『障害者問題』について、その共通点をより一層掘り下げ、そこから見えてきたものを今後の活動に活かせるような講演&トークとしたいと思います。
 会場からのご質問にもお答えしたいと思っています。ぜひ、ご参加ください。

  • 日程:2012年12月21日(金)
  • 時間:10:30〜17:10(受付10:00より)
  • 場所:神奈川県民ホール 大会議室(6F)
  • 参加費:事前予約 1,000円/当日 1,300円
  • 定員:100名〜130名予定
  • 締切日:定員数に達した時点で 締切とさせて頂きます。

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☆タイムスケジュール☆

<第1部>
  • 10時00分から10時30分(30分) 受付
  • 10時30分から10時45分(15分) 上映あいさつ
  • 10時45分から12時00分(75分) 「逃げ遅れる人々」上映
  • 12時00分から13時30分(90分) 休憩

<第2部>
  • 13時30分から13時50分(20分) 問題提起《今村さん「僕が原発に反対する理由」&「共通点」》
  • 13時50分から15時20分(90分) 田中 優さん講演
  • 15時20分から15時40分(20分) 休憩
  • 15時40分から16時40分(60分) 3人トーク
  • 16時40分から17時10分(30分) 質疑応答
  • 17時10分から17時20分(10分) まとめ

注1)会場での飲食可(ゴミはお持ち帰り下さい)

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☆お申込み☆

終了いたしました。


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☆簡易お申込み☆

終了いたしました。


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☆お問い合わせ☆

自立生活センター 自立の魂 〜略して じりたま!〜
担当:岩切・磯部
e-Mail:ivent@jiritama.jp(お問合せ用のメールリンクです)
TEL:045-222-1202
FAX:045-222-1203

注4)お問合せは、差支えなければメールでお願い致します。

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☆印刷資料データ☆


 印刷データは、新しいウインドウで開いた後、印刷するか、以下のリンクを右クリックした後、ダウンロードしてから印刷して下さい。

注5)Adobe Readerがインストールされている必要があります(新しいウインドウで開きます)。

【講演詳細】田中優さんと考える障害者目線からの原発問題と障害者問題×逃げ遅れる人々のお知らせ(PDFデータ:287KB)

【会場アクセスMAP】神奈川県民ホール(PDFデータ:143KB)

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☆その他☆

主催:自立生活センター 自立の魂 〜略して じりたま!〜
後援:全国自立生活センター協議会(新しいウインドウで開きます)


不備があるかと思いますが、何かありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

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