
◆はじめに◆
地震、津波、水害、原子力災害など、日本は現在でも災害が絶えません。その時、障害者の生活の困難さはより大きなものとなります。
2011年3月11日に起きた東日本大震災では被害や災害の種別も甚大かつ広範囲に及び、中でも宮城県における障害者の死亡率は、一般の2.5倍にものぼりました。また、その後を生きる障害者は避難所や自宅での不自由な暮らし、ライフラインとして必要な人的・物的支援の滞りなど様々な大きな苦難を味わいました。さらには原発事故の被害を受け、福島県の方々は今もなお通常の生活に戻るめどがたっていないことでしょう。
その一方で、復興にむけて前に進んでいかなければなりません。 来年は復興五輪として、2020年、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。しかし、真の意味での復興は本当に進んでいるのでしょうか?東日本大震災を被災地に住む方々だけの問題にしてはいけません。
しかし、残念なことに東日本大震災やこれまで日本が経験した数多くの災害は、確実に風化し続けていると懸念しています。
東日本大震災は改めて障害者の生きづらさを明るみにすると同時にともに助け合う大切さを知らしめました。今後も何らかの災害に見舞われてしまう可能性は誰にでも大いにあります。ただし、それを恐れたり悲観したりするばかりではなく、これから生活を続けていくうえで起こりうる災害に縛られない、「自分らしい生き方」を大切にしていく必要があります。自分らしさをしっかりと見つめ直し、実現したい自分らしい生活を軸に、防災を考える。それは30年以内に発生すると言われている南海トラフ地震などに備えなければいけない地域に住む障害者にも必要なことだと考えます。
被災地の障害者とともにこれからの自分らしい生き方、地域づくりを考えるプログラムを実施し、互いのエンパワメントを目的とし、インクルーシブ社会の実現を目指します。
◆プロジェクトの目的◆
- 参加者同士のエンパワメントを目的とします。
東北の被災経験から得た教訓を学び、東北の方々にも関東の社会資源を知っていただくことで、 互いにエンパワメントすることを目的とします。
- 被災地の方々の体と心のリフレッシュを目的とします。
「自分らしく生きる」ことを大切にするためには、時に体を休めリフレッシュすることも大切だといます。平常時の生活がままならない被災地でそれを考えても幅広い選択肢は見つかりません。参加者の皆さんには被災地を離れ、「学び」「語り合い」「楽しむ」という時間を過ごしながらリフレッシュしていただき、今後の生活を考える為の時間を過ごしていただきます。
- 今後の自立生活運動に向けて
障害者運動は人材を育成するものではなく、他の人たちと同じ権利を保障されるべきと感じたとき 自身から生まれる声や行動だと思います。神奈川県内、横浜市内の自立生活運動の歴史や現状、バリアフリー調査をすることで、参加者が生活する環境にはどのような課題があるのかを気づくきっかけとなる時間を過ごしていただきます。
◆プログラムの概要場所◆
- 日程 2020年3月8日(日)〜11日(水)(3泊4日)
- 実施場所 障害者研修保養センター 横浜あゆみ荘 ほか
- 主催 自立生活センター 自立の魂 〜略して じりたま!〜
〒231-0052 横浜市中区英町3-4 JIRITAMA
◆オリジナルチャリティーTシャツ販売のお知らせ◆
『障害者エンパワメントプロジェクト2020 〜東日本大震災と向き合えるインクルーシブ社会を目指して〜』(以下:本プロジェクト)のチャリTシャツ販売のお知らせ。
自立生活センター 自立の魂 〜略して じりたま!〜では、表題のプロジェクトを立ち上げました。本プロジェクトは、東日本大震災の被災障害者と地元横浜の障害者とともに誰もが安心できる防災の地域づくりを互いのエンパワメントで高めていくことを目的とし、インクルーシブ社会を目指します。
しかし、本プロジェクトを実現するには資金調達が必要です。現在、助成金の申請やクラウドファンディングの準備を行っていますが資金がない状況です。そこで、資金調達のために、オリジナルチャリティーTシャツ、チャリTを販売します!応援、よろしくお願いします!
デザインは以下を予定しています。

ご留意1)予告なしに、デザイン、サイズの変更がある場合があります。
ご留意2)本プロジェクト終了後、資金において余剰があった場合は、福島県内の障害当事者団体へ寄付致します。
◆お問い合わせ◆
- 自立生活センター 自立の魂 〜略して じりたま!〜
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