能登半島地震に関しまして
2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震におかれましては、被災されましたすべての皆様に謹んでお見舞い申し上げます。
ニュースから伝わってくる救助活動が困難な様子の中、未だ続く余震やお水やトイレなどにお困りの様子を知り、心を痛めています。
今すぐに、何もできない自分たちが歯がゆい思いですが、被災された方々すべての安全を祈っております。
東日本大震災から12年以上の月日が経ちました。テレビの画面越しに甚大な被害と、前代未聞の原発事故を目の当たりにし、今でも不安と恐怖に包まれた日々を思い出します。中でも宮城県における地震と津波による障害者の死亡率は、一般の2.5倍にものぼりました。
それと同時に、「これで日本が変わる」という希望も芽生えたのも事実です。安全神話の上に築かれたエネルギー政策の大転換が起こると信じていました。しかし、東日本大震災は風化し続け、教訓が忘れられようとしています。
私たちの力は微力ですが、少しでも東日本大震災を風化させないために、2019年8月に『障害者エンパワメントプロジェクト2020(以下:プロジェクト)』の計画を立ち上げ、今年で4年目を迎えました。
本来ならば、3年前の2020年3月にこのプロジェクトは実施する予定でした。しかし、2020年2月に新型コロナウイルスの影響で幾度となく延期を余儀なくされ、今日に至り、今回でこの「はじめに」は4度目の改訂となります。
コロナ禍の中『東京オリンピック・パラリンピック2020(以下:東京オリパラ)』は2021年7月に開催されました。東京オリパラのテーマは「東日本大震災からの復興」でしたが、残念なことに『復興』は影を潜め、蓋を開けてみれば談合が行われており、東京オリパラの関係者や大企業のトップが逮捕されるまでの事件に発展してしまいました。東日本大震災の被災者や復興を願ってきた国民の純粋な思いを汚されたと思います。
そして、世界情勢が不安定の中、東日本大震災の教訓を忘れ、原子力政策の安全神話への道に戻ろうとしています。エネルギーの確保や地球温暖化を名目に原子力の推進を図ろうとしていますが、福島第一原発でメルトダウンした原発から『デブリ』と言う高レベル放射性廃棄物の取り出しができていません。また、原発を動かすことによって高レベル放射性廃棄物が必ず発生します。その廃棄物の処分方法や廃棄する場所も決まっていません。防衛費と同様に、後世に課題を残してはならないのではないでしょうか。
新規の原発は、運転するまでに地元の同意や環境調査など、何十年もの年月が必要となります。今すぐにエネルギーの確保ができるということではありません。地球温暖化においても、原発は稼働する中で多くの排熱を海に捨てています。それでも原発は地球温暖化対策に寄与するということになるのか疑問です。
このプロジェクトの延期を決定して3年。その間、プロジェクトを実現するために、多くの方に呼びかけを行ってきました。その中で「なぜ、今、東日本大震災がテーマなのか」という率直なご意見を頂き、私たちは愕然しました。
確かに東日本大震災から12年という月日が流れ、風化していることを想像するのは難しくありません。被災地ではない多くの国民にとっては現在進行形ではなく、過ぎ去った事であると捉えていても不思議ではありません。世代によっては、知らないこともあり得るでしょう。今の世の中の感覚を気付かされた貴重なご意見でした。現状を憂うだけではなく、自らの行動を継続する大切さを教えて頂きました。
東日本大震災後、「除染作業をしている」と聞きますが、放射性物質が飛散した全ての土地に対して除染しているのではなく、帰還する人が現れた場合に、その人の住宅や周辺を除染するだけで、地域全体を除染するわけではないのです。人が住まない山などは除染の対象外だそうです。それでは、除染の意味をなしていないと思います。人は山から恵みを得て生きているのだから。「除染作業」という言葉に惑わされてはなりません。
汚染水問題もそうです。トリチウムを取り除けない汚染水は年内に海洋投棄する方向で進んでいます。「処理水」と言葉が変わっただけで、本質は変わっていません。地元の漁業の人たちは反対をしているのに、海底トンネルの工事が着々と進められています。聞く力や丁寧な説明はどこに行ったのでしょうか。
「原発はトリチウムを日常的に海へ放出している」という説明を聞きますが、それでいいのでしょうか。希釈すれば、それでいいのでしょうか。トリチウムを取り除けていない処理水を海に放出することを反対している専門家もいます。処理水の保管の提案もしています。そういった反対の声をニュースから聞く事がありません。
被災地の方たちと被災地から距離がある私たちのギャップを埋めていく必要があると思います。その一旦を担っているのが、このプロジェクトです。また、「今」だからこそ、このプロジェクトを実現する意味が増すのだと思います。
限られた時間ですが、宿泊プログラムを通して東日本大震災の教訓を共有し、12年経った被災地の障害者は、今、どんな思いで生きているのか。ますます生きづらくなっていないか。それとも着実に復興へ向かっているのか。横浜は、被災地の障害者からどのように映るのか実際に横浜を体験して頂き、わが街横浜が災害に対して強い街なのか、バリアフリーはどうなのか、良いところ、悪いところなど、被災障害当事者の方たちと共に、これからの防災のインクルーシブを一緒に考えて行きたいと思っています。
障害者が生きやすい街、障害者が生きやすい社会、障害者と共に作る防災は、誰にとっても安心、安全な未来を創ることだと信じています。
新型コロナウイルスも第8波が収束し、新規感染者数も落ち着いてきています。近い将来、宿泊プログラムを実現するために、タイミングを逃さないよう力を合わせて進めて参ります。引き続き、ご理解、ご協力、応援をよろしくお願い致します。
これまでの『はじめに』
◆プロジェクトの目的◆
- 参加者同士のエンパワメントを目的とします
東北の被災経験から得た教訓を学び、東北の方々にも関東の社会資源を知っていただくことで、互いにエンパワメントすることを目的とします。
- 被災地の方々の体と心のリフレッシュを目的とします
「自分らしく生きる」ことを大切にするためには、時に体を休めリフレッシュすることも大切だと思います。平常時の生活がままならない被災地でそれを考えても幅広い選択肢は見つかりません。参加者の皆さんには被災地を離れ、「学び」「語り合い」「楽しむ」という時間を過ごしながらリフレッシュをしていただき、今後の生活を考える為の時間を過ごしていただきます。
- 今後の自立生活運動に向けて
障害者運動は人材を育成するものではなく、他の人たちと平等に権利を保障されるべきと感じたとき、自身から生まれる声や行動だと思います。神奈川県内、横浜市内の自立生活運動の歴史や現状を知ったり、バリアフリー調査をすることで、参加者自身が普段生活する環境にはどのような課題があるのか、そのことに気づくきっかけとなる時間を過ごしていただきます。
- 長期・継続した活動を目指します
本プロジェクトは2020年3月に宿泊プログラムを開催予定でしたが、新型コロナウイルスによるパンデミックが起きたことにより、延期という判断をしました。
一方で、新型コロナウイルスへの危機意識を高くもち、自分がかからない、他人にうつさない対策を十分に講じながらも、今の状況下でできることを考えることも障害当事者団体として大切な活動だと思います。
どのような状況下においても活動を継続する為にオンライン開催を実施し、エンパワメントを目指します。
◆プロジェクトの目標と期待する効果◆
●バリアフリーの検証
<目標>
- 福島県内と横浜市内の障害当事者が、『みなとみらい地域』リフレッシュを兼ねてバリアフリー調査をすることによって、観光目的の方、横浜市内在住の方など誰もが使いやすい街であるか検証し、横浜市への提言を行います。
- 検証の結果、福島県内で取り入れるべき事例を福島県内へ提言します。
<期待する効果>
- 横浜市内には観光目的で来訪する障害者も多くいることをあまり意識されていない接遇が多い印象です。みなとみらい地区は多くの観光客が来訪されるため、福島県内の方々と共に散策・検証をすることにより、よりよい観光地になることを期待します。
- 例えば公共交通機関は、横浜市内であっても福島県内であっても誰もが自由に利用できるべきです。バリアフリー環境を人口や地域に起因するものと決めつけず、「横浜だからできる」から「福島でもできる!」という気持ちをもっていただくことで、エンパワメントを期待します。
●インクルーシブ防災研修会の検討
<目標>
◇「現状を知る」
- 東日本大震災を体験した障害当事者の方たちの生の声を聞いて横浜市が災害から一人でも多く生き延びることができる街づくりをともに考えます。
- 東日本大震災は福島原子力発電所の事故から目をそらすことはできません。この事故の今を知る方をゲストに招き、ともに学ぶことにより東日本大震災を風化させないことを目指します。
◇「過去から学ぶ」
- 東日本大震災以前、以後にも数多くの災害が起きています。横浜市の災害の歴史に詳しい方をゲストに招き、過去を学び、次の災害に備えるヒントを共有します。
◇「行動する」
- 過去から学び、現状を知ることで、次の災害に備える行動につなげます。誰もが参加できるインクルーシブ防災研修会プログラムをメンバーと参加者で検討します。
<期待する効果>
これまで、「障害者は地域の防災訓練に参加しづらい。」「あまり参加する気になれない。」「職員が車いすに乗り訓練している。」という声を多く聞きます。一方で防災活動を積極的に行う団体も多くあります。個々のネットワークにとどまらず、本プロジェクトを機に横のつながりをつくり、誰もが参加しやすいインクルーシブ防災研修会プログラムを検討することで、「知ることから始める」では終わらない、継続的な活動になることを
期待します。
●情報の公開と共有
このプロジェクトで得た情報は、横浜や福島だけで共有するのではなく、じりたまのホームページ上で公開し広く情報提供を行うことによって、全国での防災意識を高めるきっかけにします。
◆プロジェクトメンバー(敬称略)◆
自立生活センター 自立の魂 ~略して じりたま!~ 神奈川県 横浜市
- 磯部 浩司(代表)
- 岩切 玄太
- 小野 和佳
- 鶴田 愼之介
NPO法人 あいえるの会 福島県郡山市
NPO法人 ILセンター福島 福島県福島市
障がい者自立生活支援センター <福祉のまちづくりの会 > 福島県田村市
◆事前プログラム◆
<A>事前オンライン・レクリエーション (プロジェクトメンバーのみ参加)
- 自己紹介
- 宿泊プログラムの確認&質疑応答
- グループ分けの発表
- 井戸端会議
- 集合場所の確認
- 注意点の説明
- 全体で集まって、エイエイオー!
<B>オンライン上映会『逃げ遅れる人々』 (一般参加歓迎/一部録画します)
- 主催者側の自己紹介 15分
- オンライン上映会の説明 10分
- 上映 74分
- トーク 30分
- 終了挨拶 15分
※1)事前プログラム開催日程は未定(決定次第本サイトで発表)
※2)「宿泊プログラム」の日程確定後調整を行ないます
◆宿泊プログラム◆
宿泊1日目
・横浜での関東大震災や戦争の歴史を巡る=関東大震災をテーマ(横浜シティガイド協会)
13:00-13:30 集合
13:30-16:00 グループに分かれ歴史巡り(適宜休憩入れる)
宿泊2日目
・横浜バリアフリー散策
10:00-17:00 グループ毎に集合し、ルート散策(適宜休憩入れる)
ルートは事前に決める(新高島町駅~元町中華街エリア)
宿泊3日目
・インクルーシブ防災勉強会
・会場:日本丸メモリアルパーク 訓練センター 〒220-0012 横浜市西区みなとみらい2-1-1
・プロジェクトメンバー 最大11名/ 一般参加 50名程度
※)一般参加の内30名はクラウドファンディングリターン優先
【第1部】
10:30-12:00 「知ることでは終わらない知りたがりになるために」
ゲスト講演 おしどりマコさん・ケンさん 12:00-13:30 昼食・休憩
13:30-14:25 ディスカッション
14:30- 第1部 終了
【第2部】 『インクルーシブ防災』についてみんなで考えよう! 14:40‐14:50 第2部の趣旨・目的の説明
14:50‐16:10 グループディスカッション
16:10-16:25 各グループより発表
16:30 まとめ・終了
※「宿泊プログラム」は2024年9月30日(月)~10月2日(水)に実施決定
◆事後オンライン報告会◆
- 横浜の歴史を巡った報告
- 横浜の街バリアフリーチェック報告
- 防災勉強会報告
- その他報告(記念写真の発表など)
※1)事後プログラム開催日程は未定(決定次第本サイトで発表)
※2)「宿泊プログラム」の日程確定後調整を行ないます
◆宿泊プログラムゲスト紹介(順不同)◆
●おしどりマコ・ケンさん
マコとケンの夫婦コンビ。横山ホットブラザーズ、横山マコトの弟子。 (社)漫才協会会員。(社)落語協会会員。(社)日本保健物理学会会員
ケンは大阪生まれ、パントマイムや針金やテルミンをあやつる。
パントマイムダンサーとしてヨーロッパの劇場をまわる。
マコと出会い、ぞっこんになり、芸人に。
マコは神戸生まれ、鳥取大学医学部生命科学科を中退し、東西屋ちんどん通信社に入門。アコーディオン流しを経て芸人に。
東京電力福島第一原子力発電所事故(東日本 大震災)後、随時行われている東京電力の記者会見、様々な省庁、地方自治体の会見、議会・検討会・学会・シンポジウムを取材。
また現地にも頻繁に足を運び取材し、その模様を様々な媒体で公開している。
ドイツでの国際会議などにも度々招聘され、ヨーロッパの大学などで取材報告を毎年している。
2016年「平和・協同ジャーナリスト基金」奨励賞 受賞
●トークグラフィッカー ® ・ワークショップデザイナー 山口 翔太さん
2019年「トークグラフィッカー」として起業。話合いの可視化の手法(トークグラフィック®、グラフィックファシリテーション、グラフィックレコーディング)と、ワークショップデザインの技術を用いて、企業、行政、学校などの会議・対話の促進、フォーラム・研修の可視化、ワークショップ、人材育成の事業を展開している。
企業から行政まで 500 以上のグラフィックの導入実績がある。
HP:https://talk-graphic.jimdofree.com/(新しいウィンドウで開きます)
トークグラフィッカー、トークグラフィックは山口翔太の登録商標です。
トークグラフィッカー山口翔太は、青山学院大学履修証明プログラム修了ワークショップデザイナーです。
【グラフィック導入実績】
- NHKハートフォーラム<オンライン>「ひとりも取り残さないために~みんなで助かるインクルーシブ防災~」
- NewsPicks「NewEra,NerCity in Fukuoka」
- 滋賀県「令和3年度 第2回 防災と保健・福祉の連携モデル検討のための意見交換会」
- 京都府「個別避難計画作成に係る市町村担当者研修」
- 福知山市「第2回福知山市避難のあり方推進シンポジウム・パネルディスカッション」
- 富山県「移住施策アイデアソン」
氷見市「教育フォーラム(オンライン開催)」
- 群馬県 赤城公園の活性化に向けた基本構想策定事業「第1回あかぎ会議(ワークショップ)」
- 宇陀市「榛原健康増進エリア基本構想策定市民ワークショップ」 など多数
●NPO法人 横浜シティガイド協会
横浜シティガイド協会は、市内を中心とした地域をガイドする団体です。
みなさまとご一緒にオリジナルのコースを歩き、市民の視点から眺めた故郷横浜の変貌を、歴史的な要素や新しい情報をお話の中に交えながらご案内します。会員は100人を数え、小学生から各年代層の方々を年間1万人以上ご案内しております。
そして、他国他都市からの人は勿論、市内在住の人にも 「横浜の町を見る目が変わった」と、大変喜ばれています。
※ホームページから引用
HP:https://www.ycga.com/(新しいウィンドウで開きます)
2020年より販売を開始したチャリTシャツですが、この度クラウドファンディングへ移行予定です。そのため、本サイトからの販売を休止させていただきます。正式にクラウドファンディングが立ち上がりましたらご案内させて頂きますので、引続きよろしくお願い致します。
チャリT残り枚数(2022.11.3現在)
XS |
S |
M |
L |
XL |
XXL |
完売 |
9枚 |
26枚 |
16枚 |
7枚 |
5枚 |
ご留意1)本プロジェクト終了後、資金において余剰があった場合は、福島県内の障害当事者団体へ寄付致します。
2023年12月24日現在、予算の確保の見通しが付かない状況です。クラウドファンディングも検討しています。現状では、ご寄付やカンパをお願いしたいと考えています。ぜひ、このプロジェクトを開催したいので、ご理解、ご協力の程、よろしくお願い致します。
名称:有限会社 JIRITAMA
銀行:ゆうちょ銀行
店名:〇九八(ゼロキュウハチ)
口座:普通
口座番号:1925792
記号:10970
番号:19257921
※お振込み時の手数料はご負担ください。
第一弾でオーダー頂いた郵送の皆さまには、既に配送を終了いたしました!
既にご注文頂いた皆さまには、個別にご連絡させて頂きましたが、2月の下旬に無事にチャリTシャツがじりたまに届いています。手前味噌ですが、とても素敵な仕上がりです!
直ぐにでもお届けしたいのですが、新型コロナウイルスの影響で郵送関係が混雑しているなど、タイミングを見計らっているところです。何卒、ご理解の程、よろしくお願い致します。
◆お問い合わせ◆
- 自立生活センター 自立の魂 ~略して じりたま!~
新しいオーダーシートをUPしました!じりチャリTは売切れるまで売りまくります!サイズによってはあと1枚です!ぜひ、オーダーお待ちしています。
地震、津波、水害、原子力災害など、日本は現在でも災害が絶えません。その時、障害者の生活の困難さはより大きなものとなります。
2011年3月11日に起きた東日本大震災では被害や災害の種別も甚大かつ広範囲に及び、中でも宮城県における障害者の死亡率は、一般の2.5倍にものぼりました。また、その後を生きる障害者は避難所や自宅での不自由な暮らし、ライフラインとして必要な人的・物的支援の滞りなど様々な大きな苦難を味わいました。さらには原発事故の被害を受け、福島県の方々は今もなお通常の生活に戻るめどがたっていないことでしょう。
その一方で、復興にむけて前に進んでいかなければなりません。 来年は復興五輪として、2020年、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。しかし、真の意味での復興は本当に進んでいるのでしょうか?東日本大震災を被災地に住む方々だけの問題にしてはいけません。
しかし、残念なことに東日本大震災やこれまで日本が経験した数多くの災害は、確実に風化し続けていると懸念しています。
東日本大震災は改めて障害者の生きづらさを明るみにすると同時にともに助け合う大切さを知らしめました。今後も何らかの災害に見舞われてしまう可能性は誰にでも大いにあります。ただし、それを恐れたり悲観したりするばかりではなく、これから生活を続けていくうえで起こりうる災害に縛られない、「自分らしい生き方」を大切にしていく必要があります。自分らしさをしっかりと見つめ直し、実現したい自分らしい生活を軸に、防災を考える。それは30年以内に発生すると言われている南海トラフ地震などに備えなければいけない地域に住む障害者にも必要なことだと考えます。
被災地の障害者とともにこれからの自分らしい生き方、地域づくりを考えるプログラムを実施し、互いのエンパワメントを目的とし、インクルーシブ社会の実現を目指します。
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地震、津波、水害、原子力災害など、日本は現在でも災害が絶えません。その時、障害者の生活の困難さはより大きなものとなります。
2011年3月11日に起きた東日本大震災では被害や災害の種別も甚大かつ広範囲に及び、中でも宮城県における障害者の死亡率は、一般の2.5倍にものぼりました。また、その後を生きる障害者は避難所や自宅での不自由な暮らし、ライフラインとして必要な人的・物的支援の滞りなど様々な大きな苦難を味わいました。さらには原発事故の被害を受け、福島県の方々は今もなお通常の生活に戻るめどがたっていないことでしょう。
その一方で、復興にむけて前に進んでいかなければなりません。 復興五輪は新型コロナウイルスの影響で延期が決定され、2021年に東京オリンピック・パラリンピックの開催が予定されています。
しかし、真の意味での復興は本当に進んでいるのでしょうか?東日本大震災を被災地に住む方々だけの問題にしてはいけません。しかし、残念なことに東日本大震災やこれまで日本が経験した数多くの災害は、確実に風化し続けていると懸念しています。
東日本大震災は改めて障害者の生きづらさを明るみにすると同時にともに助け合う大切さを知らしめました。今後も何らかの災害に見舞われてしまう可能性は誰にでも大いにあります。ただし、それを恐れたり悲観したりするばかりではなく、これから生活を続けていくうえで起こりうる災害に縛られない、「自分らしい生き方」を大切にしていく必要があります。自分らしさをしっかりと見つめ直し、実現したい自分らしい生活を軸に、防災を考える。それは30 年以内に発生すると言われている南海トラフ地震などに備えなければいけない地域に住む障害者にも必要なことだと考えます。
被災地の障害者とともにこれからの自分らしい生き方、地域づくりを考えるプログラムを実施し、互いのエンパワメントを目的とし、インクルーシブ社会の実現を目指します。
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地震、津波、水害、原子力災害など、日本は現在でも災害が絶えません。その時、障害者の生活の困難さはより大きなものとなります。
2011年3月11日に起きた東日本大震災では被害や災害の種別も甚大かつ広範囲に及び、中でも宮城県における障害者の死亡率は、一般の2.5倍にものぼりました。また、その後を生きる障害者は避難所や自宅での不自由な暮らし、ライフラインとして必要な人的・物的支援の滞りなど様々な大きな苦難を味わいました。さらには原発事故の被害を受け、福島県の方々は今もなお通常の生活に戻るめどがたっていないことでしょう。
その一方で、復興にむけて前に進んでいかなければなりません。 来年は復興五輪として、2020年、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。しかし、真の意味での復興は本当に進んでいるのでしょうか?東日本大震災を被災地に住む方々だけの問題にしてはいけません。
しかし、残念なことに東日本大震災やこれまで日本が経験した数多くの災害は、確実に風化し続けていると懸念しています。
東日本大震災は改めて障害者の生きづらさを明るみにすると同時にともに助け合う大切さを知らしめました。今後も何らかの災害に見舞われてしまう可能性は誰にでも大いにあります。ただし、それを恐れたり悲観したりするばかりではなく、これから生活を続けていくうえで起こりうる災害に縛られない、「自分らしい生き方」を大切にしていく必要があります。自分らしさをしっかりと見つめ直し、実現したい自分らしい生活を軸に、防災を考える。それは30 年以内に発生すると言われている南海トラフ地震などに備えなければいけない地域に住む障害者にも必要なことだと考えます。
被災地の障害者とともにこれからの自分らしい生き方、地域づくりを考えるプログラムを実施し、互いのエンパワメントを目的とし、インクルーシブ社会の実現を目指します。
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59日間のクラウドファンディングがスタートしました!
ぜひ、ご支援や拡散希望をお手伝い頂けると幸いです!
以下に、ReadyforクラウドファンディングのURLリンクやチラシの画像、チラシのPDFファイルなどご紹介させて頂きますので、ご利用、ご活用頂けますよう、よろしくお願い致します。
●ReadyforクラウドファンディングURL
https://readyfor.jp/projects/jiritama_epw(新しいウィンドウで開きます)
●Readyforクラウドファンディングチラシ(表面)
●Readyforクラウドファンディングチラシ(裏面)
Readyforクラウドファンディングチラシ(PDFファイル/2,378KB/新しいウィンドウで開きます)
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Web上でもご覧になれるので、ご一読頂き、拡散にご協力頂けると幸いです。よろしくお願いいたします。
『能登半島地震1カ月 みんなの避難 考えよう 福島から障害者招き課題検討(新しいウィンドウで開きます)』
[▲『お知らせ』に戻る▲]
先日お知らせしたクラウドファンディングのチラシに誤りがあったので、訂正させて頂きます。
表面の下の方に「開催(来年秋頃)」とありますが、正しくは「開催(2024年秋予定)」です。
当初のチラシ配布が昨年年明け前の予定だったため、修正すべき箇所を見逃したままアナウンスしておりました。申し訳ありません。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
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日時:2024年9月8日(日)13:30~16:30
※終了時間が早まる可能性があります。
【主なプログラム】
- 主催者よりご挨拶
- オンライン上映について(注意事項等)
- 「逃げ遅れる人々 東日本大震災と障害者」上映 (74分)
- ディスカッション 「それぞれの3.11」
※休憩をいれながら進行いたします※バリアフリー仕様(日本語字幕・音声ガイド)上映
【映画情報】
【上映会お問い合わせ】
自立生活センター 自立の魂 ~略して じりたま!~
〒231-0053
横浜市中区初音町2‐37ヴァイプラント初音1F
TEL/FAX045‐341‐3698
E-mail:ctm@jiritama.jp
【オンライン上映会詳細】
参加費: 無料
定員: 20名
※参加を希望される方は、
- 氏名
- TEL(上映会当日連絡がとれるもの)
- E-mail
以上3点を事務局(表面参照 担当 岩切 小野)までご連絡ください。
<後援>
- 認定NPO法人 DPI日本会議
- 全国自立生活センター協議会(JIL)
- 神奈川新聞社
<作品解説>
障害があるということは災害時には普段以上のハンディとなる。
2011年3月11日の東日本大震災、未曾有の大災害の中、障害を持つ人々に何が起きたのか?
福島県を中心に、被災した障害者とそこに関わる人々の証言をまとめた。 マスメディアでは断片的にしか取り上げられない、被災地の障害者を取り巻くさまざまな課題や問題点が浮かび上がる。
(作品URLより転載) URL:http://www.j-il.jp/movie/(新しいウインドウで開きます)
<障害者エンパワメントプロジェクト2020について>
身体に障害がある当事者が主体となって発足したプロジェクトで、東日本大震災を風化させない為の活動を続け、障害のあるなしに関係なくみんなで災害をのりこえるためのエンパワメントとインクルーシブ防災の実現を目指しています。
上映会チラシデータ[PDF:643KB](新しいウインドウで開きます)
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私たちは東日本大震災を機に活動を始めました。
福島原子力発電所の事故について、知ることからはじめてみませんか?
障害のあるなしにかかわらず、お互いを大切できるインクルーシブ防災について一緒に考えましょう!!
開催日 2024年10月2日(水)10:30~16:30(開場時間:10:00) 会場:日本丸メモリアルパーク訓練センター(会議室1・2)
アクセス:〒220-0012 横浜市西区みなとみらい2-1-1
Yahoo!マップURL:https://yahoo.jp/R364jU(新しいウィンドウで開きます) JR根岸線 市営地下鉄ブルーライン 桜木町駅下車 徒歩5分
みなとみらい線 みなとみらい駅・馬車道駅下車 徒歩5分
- 参加費無料
- 受付開始:2024年6月15日(土)
- お申し込み締切日:2024年9月25日(水)
- 定員50名(手話通訳あり)
- [第二部]先着20名迄
- お昼休憩(12:00~13:30)
【お申込み先・お問い合わせ】
主催・事務局 障害者エンパワメントプロジェクト2020
自立生活センター 自立の魂 ~略して じりたま!~
〒231-0053
横浜市中区初音町ヴァイプラント初音1F
TEL/FAX:045-341-3698
E-mail:ctm@jiritama.jp 担当:岩切・小野
【第1部 10:30~14:30】
《ゲスト》おしどりマコ・ケンさん
東日本大震災後、随時行われている。
東京電力の記者会見、様々な省庁、地方自治体の会見、議会・検討会・学会・シンポジウムを取材。また現地にも頻繁に足を運び取材し、その模様を様々な媒体で公開している。
講演:『知ることでは終わらない、知りたがりになるために』
【第2部 14:40~16:30】
《ゲスト》トークグラフィッカー®・ワークショップデザイナー 山口翔太さん
話合いの可視化の手法と、ワークショップデザインの技術を用いて、企業、行政、学校などの会議・対話の促進、フォーラム・研修の可視化、ワークショップ、人材育成の事業を展開している。これまで500以上のグラフィックの導入実績がある。
グループワーク:『インクルーシブ防災についてみんなで考えよう!』
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NPO法人 あいえるの会(新しいウインドウで開きます)
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全国自立生活センター協議会(新しいウインドウで開きます)
認定NPO法人 DPI日本会議(新しいウィンドウで開きます)
神奈川新聞社(新しいウィンドウで開きます)
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5年の月日をかけて準備して参りました宿泊プログラムを、9月30日から10月2日の2泊3日で実施しました。
ご支援、ご協力いただいた皆さまの応援のお陰で、怪我やトラブルもなく大成功でした。
また、新型コロナウイルスの感染対策を行ないながら開催しましたが、4日経った現在、体調を崩したという報告はありません。僕自身は、発熱や咳などの症状は全くなく、抗原検査キットでも確認し陰性でした。
これから報告書等の作成作業にとりかかってまいりますが、
まずは無事に終わったことを皆様にご報告させていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします。
2024年10月6日(日)
障害者エンパワメントプロジェクト2020
代表:磯部 浩司
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